実際にヒト白斑皮膚で生じているメラノサイトに対する免疫応答を可視化・再現するため、昨年度に白斑患者由来メラノサイトおよびケラチノサイトを用いたメラノサイト入り3次元表皮を構築し、色素部および白斑部より単離したリンパ球および樹状細胞と共培養を行い、実際のTRMの遊走・メラノサイトとの共局在を3次元で観察した。その結果、白斑部由来のリンパ球との培養でメラノサイトが障害される像をライブイメージングで観察することが出来たと同時に、白斑部由来の細胞群に於いてサイトカイン産生性細胞障害性T細胞がより多く含まれていたこと、および実際に多数のメラノサイト数が有意に減少したことを見出した。 この結果を本年度の学会で発表し論文化した。
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