最近ヒトで、乾癬に特徴的なresident memory T cell (TRM)が治療後の寛解時においてもIL-17A産生能を持ったまま病変部の表皮に残存していることが報告され、皮疹の再燃に関与していると考えられる。今回我々は、乾癬イミキモドモデルマウスの表皮においても同じ特徴を持ったTRM(CD8+CD69+CD103+)の存在を確認した。表皮細胞との共培養により、活性化される傾向も認められた。T細胞の刺激により、サイトカインの産生促進も認められ、乾癬の増悪に関与する可能性も示唆される検討結果であった。
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