研究課題/領域番号 |
20K08798
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54020:膠原病およびアレルギー内科学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
岩田 有史 千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (90436353)
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研究分担者 |
須藤 明 千葉大学, 大学院医学研究院, 准教授 (50447306)
横田 雅也 千葉大学, 医学部附属病院, 特任助教 (70721950)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | アレルギー性疾患 / 気管支喘息 / 樹状細胞 |
研究成果の概要 |
近年、発生・器官形成において重要な働きをすることが知られているWnt/FzdシグナルがT細胞分化に影響を及ぼすとの少数の報告があるが、未だ一定の見解は得られていない。そこで本研究ではTh2細胞分化におけるcanonical Wnt経路とnon-canonical Wnt経路の役割を、Wntの受容体であるFrizzled受容体に着目して明らかにし、その制御法を開発することを目的とした。 Th2細胞に特異的に発現するFrizzled受容体の欠損CD4T細胞は、in vivo喘息環境下においてもTh2細胞分化が障害され、同受容体シグナルがTh2細胞分化に重要な役割を担っていることを明らかとした。
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自由記述の分野 |
臨床免疫
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Th2細胞分化誘導機構については、IL-4を中心としたautocrineな経路が中心的な役割を果たすことはよく知られているが、生体内でTh2細胞の誘導機構はいまだ不明である。 本研究では、Wnt関連蛋白のTh2細胞特異的な受容体刺激により、WntシグナルがTh2細胞分化に深く関係することを明らかとなった。これまでのサイトカインによる免疫制御とは異なる観点からの治療戦略が生まれることから、従来の免疫抑制療法に抵抗性の難治性患者への新規治療に結び付く可能性がある。
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