非肥満非アルコール性脂肪肝(non-obese NAFLD)のゲノムワイド関連解析によって新たにノミネートした13番染色体の新規候補遺伝子領域は、NAFLD全体とも関連することを明らかにした。関連する領域は、GPC6遺伝子Intron 6にマップされ、周辺4遺伝子の調節領域として機能している可能性が示唆され、そのうちGPR180遺伝子は肝臓脂肪蓄積とともに血清脂質濃度を制御することがノックアウトマウスによって明らかになった。パスウェイ解析によって、GPR180の欠損はmTORC1シグナルを負に制御し、その結果、SREBP1,2の活性化を抑制していることが明らかになった。
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