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2022 年度 研究成果報告書

短腸症候群に対する自己細胞のみからなる人工小腸による再生医療

研究課題

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研究課題/領域番号 20K08931
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
研究機関長崎大学

研究代表者

森山 正章  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 客員研究員 (90815953)

研究分担者 松本 桂太郎  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 准教授 (80404268)
小山 正三朗  長崎大学, 病院(医学系), 助教 (20815972)
谷口 大輔  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 客員研究員 (20773758)
町野 隆介  長崎大学, 病院(医学系), 助教 (90728081)
富永 哲郎  長崎大学, 病院(医学系), 助教 (60457546)
田浦 康明  長崎大学, 病院(医学系), 助教 (60437887)
高木 克典  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 客員研究員 (90635856)
野中 隆  長崎大学, 病院(医学系), 准教授 (30606463)
土谷 智史  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 客員教授 (30437884)
中山 功一  佐賀大学, 医学部, 教授 (50420609)
永安 武  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (80284686)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード再生医療 / 人工小腸 / 短腸症候群 / バイオ3Dプリンター / Regenova / スフェロイド
研究成果の概要

短腸症候群は現在まで根本的治療が開発されていない病気の一つである。今回、我々は自己細胞からなる人工小腸を開発することを目的とした研究を開始した。自己細胞を使用するメリットとして、腸管移植後の拒絶反応を減弱させられる可能性が挙げられる。我々は、ヒト細胞を用いて、バイオ3Dプリンターで腸管様構造体の作製に着手した。使用する細胞は、以前の食道を再生する研究からヒントを得て、作製し、それをラットに移植して、実験モデルの確立を行った。続いて、ラットの細胞を用いて、同様に腸管様構造体を作製し、ラットに移植し、検討をおこなった。今後、腸管からの栄養吸収を司る細胞を交えながら、更なる実験を重ねていく。

自由記述の分野

再生医療

研究成果の学術的意義や社会的意義

小児における短腸症候群の発生率は出産10万人に対して24.5人と推定されている。現時点で最終的な治療は小腸移植であるが、移植後の拒絶反応のコントロールが難しく、その5年生存率は50%程度と報告されている。今回の実験を元に、更なる研究を進め、自己細胞からなる人工小腸が実現すれば、短腸症候群に対する新たな治療戦略が確立でき、重症腸疾患患者への大きな貢献が可能となる。

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公開日: 2024-01-30  

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