研究課題
代用cell line(MIN6)を用いて、 Ca inflex のみの実験でsorting gate 設定を進めていた。グルコースはATP依存性K+チャンネルによる細胞膜での脱分極が起こりCa2+チャンネルが開くことでCa2+が細胞内に流入しインスリン顆粒が分泌するため、Fura-2AM 標識されたCa2+の取り込み実験を行ない、Ca2+の流入の動態より、GULT2より取り込まれたGlucoseの反応系を捉えグルコース濃度勾配によりsortingを行う予定であった。MIP-GFP マウスの単離膵島細胞を用いて、膵島細胞を single cell 化し cell sorting を行い蛍光強度を確認した。GFP 強度により sorting された細胞は、4分画に分かれ最も蛍光強度の高い分画集団はIns2のqPCRでの発現が高く、Beta cell 細胞として同定した。ここで、Fura-2AM 標識されたCa2+の取り込み実験を行なった所、MIN6と異なり接着細胞ではなかったため、浮遊細胞でのGlucose取り込みによるFura-2AM 標識の蛍光強度発現安定性に問題が生じた。そのため、基本実験コンセプトはそのままに、標識法を変更した。Dojindo の Glucose Uptake kit では直接 GLUT2 を介して取り込まれた Glucose probe が蛍光標識されており、浮遊細胞である single cell でも高い安定性を示した。FSC vs SSC plot作製、ダブレット除去、エリアスケール調整後、GFP vs グルコース取込指示薬 (波長 405 nm)で展開し、各細胞集団をソーティングした。Glucose 取り込み強陽性と弱陽性の差異は、各細胞集団で比較すると GFP 蛍光強度 middle と high の差異であった。
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Sci Rep.
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