肝移植レシピエントにおいて、T細胞性拒絶反応 (TCMR) および新規ドナー特異的抗HLA抗体(dnDSA)産生とエプレットミスマッチ(EpMM)の関係を解析した。その結果、HLA-DQB1のEpMM数が7以上の場合、TCMRの危険因子が高くなること、またHLA-DQB1 EpMM数が9以上の場合、dnDSAのリスクが高くなることを明らかにした。 腎移植レシピエントにおいて、濾胞性T細胞 (Tfh)の分化に関わるCXCR5およびCTLA-4の SNPs解析において、いずれもTfh細胞が増加するgenotypeではdnDSA産生のリスクが高くなることを明らかにした。
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