研究課題/領域番号 |
20K09014
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
平塚 孝宏 大分大学, 医学部, 客員研究員 (20600886)
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研究分担者 |
猪股 雅史 大分大学, 医学部, 教授 (60315330)
衛藤 剛 大分大学, 医学部, 准教授 (00404369)
白下 英史 大分大学, 医学部, 講師 (50596955)
赤木 智徳 大分大学, 医学部, 助教 (80572007)
大嶋 佑介 富山大学, 学術研究部工学系, 准教授 (10586639)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 癌微小環境 / 光線療法 / オルガノイド / 腹膜播種 / 大腸癌 / 胃癌 |
研究成果の概要 |
本研究は、腹膜播種細胞に対するレーザー光線照射の効果を評価し、微小環境作成のため大腸癌細胞のオルガネラのマウスへ移植した。5-ALA添加培地内のMKN45のコロニーに赤色のパルスレーザーの照射で殺細胞効果が得られた。ガルバノミラーを用いた照射範囲の拡大は殺細胞効果を減弱した。また、ヒト大腸粘液癌細胞のオルガノイド作成に成功し、マウスへ背部、腹腔内へ移植したが生着を認めなかった。本研究ではヒト大腸粘液癌細胞のオルガネラを用いた微小環境作成はマウスへの生着条件の探索が必要であること、そして広範なレーザー照射方法と殺細胞効果を発現する安全なレーザ出力条件探索が課題であることがわかった。
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自由記述の分野 |
外科腫瘍学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的な意義は、腹膜播種を引き起こす大腸癌細胞のオルガネラ構築に成功し、生体内での癌細胞の治療抵抗性をもたらす微小環境の構築に向けた重要な一歩を踏み出したことにある。また、腹膜播種を引き起こす癌細胞に対する5-ALAとパルスレーザーによる治療の可能性、そして安全な出力と照射範囲の拡大が求められることが示された。 社会的な意義としては、現在の再発抑制方法として放射線化学療法が主流であるが、本研究により光線療法による新たな癌治療方法の可能性が示され、治療抵抗性を改善するためのモデルの基礎が提供された。これにより、将来的にはより効果的で安全な癌治療法の開発につながることが期待される。
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