研究課題/領域番号 |
20K09046
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 公益財団法人がん研究会 |
研究代表者 |
今村 裕 公益財団法人がん研究会, 有明病院 消化器外科, 医長 (70583045)
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研究分担者 |
森 誠一 公益財団法人がん研究会, がんプレシジョン医療研究センター 次世代がん研究シーズ育成プロジェクト, プロジェクトリーダー (10334814)
清谷 一馬 公益財団法人がん研究会, がんプレシジョン医療研究センター 免疫ゲノム医療開発プロジェクト, 主任研究員 (30433642)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 食道胃接合部腺癌 / マイクロサテライト不安定性 / 腫瘍免疫 |
研究成果の概要 |
本研究での我々の検討から、MSI-LはMSSと比較して、腫瘍内CD8+細胞浸潤が多く、リンパ節転移頻度が少ない傾向にあり予後良好であり、これらの特徴はMSI-H腫瘍に類似していることが明らかとなった。このようにMSI-L腫瘍では、ホスト側の免疫反応が作動していることが示唆されるが、PD-1/PD-L1による腫瘍免疫回避は否定的であった。 また、MSI-L腫瘍ではtruncating型のTP53変異を有しており、同様の傾向をTCGAデータセットでも認めたことから、MSI-L腫瘍の原因の可能性が示唆された。
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自由記述の分野 |
消化器外科
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
食道胃接合部腺癌を題材に、MSI-L腫瘍の臨床病理学的および分子生物学的特徴を解析し、MSI-L腫瘍が免疫原性腫瘍であることを明らかにした。本研究の結果は、癌腫を問わず同様の特徴を示す可能性がある。さらに、MSI-L腫瘍に関する新たな免疫治療研究の開発と臨床応用への展開を促進する足掛かりとなるデータであるといえる。
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