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2022 年度 研究成果報告書

食道癌における癌特異的 transfer RNA 断片の同定と機能解析

研究課題

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研究課題/領域番号 20K09078
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関広島大学

研究代表者

浜井 洋一  広島大学, 病院(医), 講師 (90423384)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード食道癌 / Small RNA / Micro RNA / Transfer RNA
研究成果の概要

本研究は低酸素環境で培養した食道癌細胞株と食道癌患者の血清を用いてエクソソーム内のsmall RNAを網羅的に解析し、癌患者で特異的に発現しているTransfer RNA fragments (tRF)を同定し、機能解析を行うことを目的としている。
食道癌細胞株の培養上清のエクソソームからRNAを抽出し、次世代シークエンサーを用いて網羅的small RNA発現解析を行った。低酸素環境下において有意に発現が変化するmicro RNAs (miRNA)およびtRFを抽出し、これらの発現上昇・抑制株を作製。これらを用いて細胞浸潤・遊走能および種々の抗がん剤感受性についての機能解析を行った。

自由記述の分野

消化器外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、tRFは多様な生物活性を有し、様々な細胞プロセスに関与することが報告されている。tRFは細胞の種類や疾患状態に高度に依存しているため優れたバイオマーカーになると考えられるが、その機能はいまだ不明な点が多い。本研究は実際に治療を行った癌患者の検体を用いtRFの選定を行う点、そこで同定された新規tRFの機能解析を行うことで新たな癌の分子機構を解明する点が、既存の報告にはない特徴である。本研究で得られた結果は臨床応用に直結し、多くの癌患者にとって有益になる。

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公開日: 2024-01-30  

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