研究課題/領域番号 |
20K09101
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
|
研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
清水 明 信州大学, 学術研究院医学系(医学部附属病院), 准教授 (00447773)
|
研究分担者 |
副島 雄二 信州大学, 学術研究院医学系, 教授 (30325526)
安川 紘矢 信州大学, 医学部, 特任助教 (30868071)
野竹 剛 信州大学, 学術研究院医学系(医学部附属病院), 助教 (40645511)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
キーワード | 腸内細菌叢 / 胆汁鬱滞モデル / 肝切除 |
研究成果の概要 |
閉塞性黄疸に伴う胆汁鬱滞など,腸肝循環に劇的な変化をもたらす病態では腸内細菌叢に乱れが起こり,肝再生能力も障害されるという仮説に基づき,以下の研究を行った. 総胆管結紮による胆汁鬱滞モデルを作製し,コントロールモデルと腸内細菌叢多様性の比較を行った.その結果,胆汁鬱滞モデルのDay4のα多様性に差を認めたものの,コントロールと胆汁鬱滞モデルの各タイムポイントのβ多様性に有意な変化を確認することはできなかった. また,コントロールモデルならびに胆汁鬱滞モデルにそれぞれ80%肝切除を付加したモデルを作製,術後2日目における残肝重量/全肝重量比を比較したところ,想定したよりも著明な差は得られなかった.
|
自由記述の分野 |
消化器外科
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
胆汁鬱滞という腸肝循環に大きな変化と影響を及ぼす病態における腸内細菌叢の変化について、その一端を明らかにすることができたが、コントロールと比較して著明な細菌叢変化を生じている証拠を明らかにすることはできず、また肝再生抑制効果に関しても検証は不十分であり、今後の課題と考えられた。
|