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2022 年度 研究成果報告書

単一細胞解析とオルガノイドを用いた微小環境依存性に基づく膵癌subtype分類

研究課題

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研究課題/領域番号 20K09106
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関九州大学

研究代表者

三好 圭  九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (70755272)

研究分担者 進藤 幸治  九州大学, 大学病院, 助教 (00788432)
水元 一博  国際医療福祉大学, 赤坂心理・医療福祉マネジメント学部, 教授 (90253418)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード膵癌 / オルガノイド / 癌関連線維芽細胞 / 癌微小環境 / 微小環境因子 / 膵癌Subtype
研究成果の概要

膵管腺癌は間質の増生を特徴とし、癌間質相互作用を介して悪性度を高める知られている。また膵癌の分化型と間質との関連については不明な点が多い。本研究では膵癌において間質が癌へ与える影響を明らかにすることを目的とし、ヒト膵癌症例の腫瘍からオルガノイドを樹立し、分化度に応じ低分化型、中分化型、高分化型に分類することで、分化度が癌関連線維芽細胞が産生する微小環境因子に依存する傾向があることを見出した。さらに微小環境因子への依存度が高い高分化型の症例において、メバロン酸代謝遺伝子の発現が亢進しておりメバロン酸代謝阻害薬に対する感受性が高く、サブタイプ別治療の標的として有用である可能性が示唆された。

自由記述の分野

医歯薬学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では膵癌のうち微小環境因子への依存度が高い高分化型の症例において、メバロン酸代謝遺伝子の発現が亢進メバロン酸代謝阻害薬に対する感受性が高いことを示している。このことは微小環境因子によって誘導される分子生物学的特徴が、サブタイプ別治療の治療標的として有用である可能性を示唆しており新たな膵癌治療薬の開発へ結びつく可能性がある。

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公開日: 2024-01-30  

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