研究課題/領域番号 |
20K09111
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
小島 豊 順天堂大学, 医学部, 客員准教授 (00327800)
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研究分担者 |
折茂 彰 順天堂大学, 大学院医学研究科, 教授 (70275866)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 大腸癌 / 癌微小環境 / 線維芽細胞 / 転移 |
研究成果の概要 |
本研究において22例の手術により摘出された大腸癌部および非癌部の検体を採取した。これらの検体を酵素処理後、primary cultureし21例でCAFsおよびコントロールの線維芽細胞のペーアーでの樹立に成功した。また、がん組織の一部を酵素処理し8症例の大腸癌オルガノイドも樹立した。上皮細胞、間葉系細胞や血球系細胞に特異的な抗体を使用した免疫組織染色を施行し純度の高い線維芽細胞が樹立されていることが確認された。研究実績として、研究に必要な臨床サンプルからの線維芽細胞とヒト大腸癌オルガノイドの樹立に成功したことがあげられる。
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自由記述の分野 |
腫瘍生物学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
癌死亡の90%は転移に起因しているが、転移のメカニズムは未だ明らかでない。大腸癌の転移再発は、原発巣の外科的な切除後2年以内に生じることが多い。このことから申請者は、原発巣は何らかの転移抑制シグナルを産生し転移巣の増殖を制御しているが、原発巣の切除によりその抑制シグナルが消失することで転移の発症が促進される可能性を想像している。また、高転移性癌では、癌間質の主な構成細胞である線維芽細胞がこの原発巣由来の転移抑制シグナルを阻害することにより、結果として転移を促進していることが予測される。申請研究では、原発巣由来の転移抑制シグナルを同定し新規転移抑制治療の基礎を確立することを目標とする。
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