研究課題/領域番号 |
20K09133
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研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
福田 尚司 東京医科大学, 医学部, 教授 (70362069)
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研究分担者 |
落谷 孝広 東京医科大学, 医学部, 教授 (60192530)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | エクソソーム / 血管新生 / 間葉系細胞 |
研究実績の概要 |
【実験条件の確立】①間葉系細胞培養上清回収の条件確立、②エクソソーム測定に適した間葉系細胞培養培地の決定、③培養上清からエクソソーム精製の至適条件確立、④精製されたエクソソームからRNA抽出条件の確立、⑤マトリジェルを用いたHUVEC培養条件の確立 【実験方法の確立】①精製した培養上清中の粒子数測定の妥当性確認、②同上上清中のエクソソーム数測定の妥当性確認、③血管新生関連マイクロRNAに関するRNA抽出および定量的PCRの妥当性確認、④マトリジェルを用いたHUVEC培養の妥当性の確認 【対象】若年者および老年者の間葉系細胞培養上清 【結果】①上清中の粒子数、エクソソーム数の確認により、血管新生関連マイクロRNA(miR-9、miR-105、miR-126、miR-135、miR-210)の有無について明らかにした。②MSC培養上清中に発現しているmiR-A、miR-B、miR-CをHUVECに導入できることをPCRにて確認した。 【期間延長して明らかにしたい点】該当したmiRを導入したHUVECを培養し、導入したmiRに関する血管新生強度の差について明らかにする。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
国際情勢の影響で試薬の入手に時間を要したため。
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今後の研究の推進方策 |
miRを導入したHUVECを培養し、導入したmiRに関する血管新生強度の差にについて明らかにする。
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次年度使用額が生じた理由 |
国際情勢により試薬の入手が困難であり、研究が遅延してしまったため次年度の使用が生じた。2023年度4月時点で入荷が遅延していた試薬の入荷の目途が立ったため、同年度内に研究が完遂する見込みである。
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