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2020 年度 実施状況報告書

早期肺腺癌のCT画像におけるAI(人工知能)補助診断の有用性検証

研究課題

研究課題/領域番号 20K09162
研究機関三重大学

研究代表者

高尾 仁二  三重大学, 医学系研究科, 教授 (30263007)

研究分担者 中山 良平  立命館大学, 理工学部, 教授 (20402688)
鳥羽 修平  三重大学, 医学部附属病院, 助教 (20806111)
金田 真吏  三重大学, 医学部附属病院, 助教 (30793418)
内田 克典  三重大学, 医学部附属病院, 助教 (60362349)
久保岡 牧子  三重大学, 医学部附属病院, 助教 (60832524)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード早期肺腺癌 / CT画像 / AI / 機械学習 / 深層学習 / CNN / AIS / MIA
研究実績の概要

HRCT画像の潜在的臨床情報を有効かつ客観的に評価、利用するためのAI (Deep learningによる機械学習モデル)による画像診断プログラムを作成することを目的として、2009年以降に当科で手術を施行した臨床病理I期の肺腺癌手術症例の術前HRCT、PET/CT、切除病理組織、診療録情報を研究試料として後方視的観察研究である。
ハード面では機械学習用専用PC、処理能力向上のためのGPU増設、画像解析用高分解能モニターの設置が完了した。代表者がColaboratory、Python、TensorFlowを学習、関連学会での情報交換を行い、最適プログラムの選定と操作技術習得中である。
学内のCT画像の個人情報削除を伴う一括ダウンロードにに関しては院内での取り扱い規定を作成し、研究用データベース化するためのプラットフォームが整った。
現在、実データを用いた診断プログラムの開発の準備は整ったので、データサイエンス、AIの専門知識を有する協力者のアドバイスの下で、遅れを取り戻すべく研究を加速する。また、画像アノテーションなど時間を要する作業に関しては補助作業員雇用により、スピードアップを図りたい。当初の研究計画に基本的な変更はない。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

CT画像データの研究用ダウンロード、取り扱い規定などの学内手続きに時間を要した。

今後の研究の推進方策

基本的な変更はありません。
現在、実データを用いた診断プログラムの開発の準備は整ったので、データサイエンス、AIの専門知識を有する協力者のアドバイスの下で、遅れを取り戻すべく研究を加速する。また、画像アノテーションなど時間を要する作業に関しては補助作業員雇用により、スピードアップを図りたい。
今年度内には、学習用400例と評価用100例での機械学習モデルのを完成させ、病理診断との一致率、増大速度の予測、予後予測の可能性についても明らかにしたい。
診断精度向上を目的としたPET情報の追加の有用性検証に関しては、画像データとして加えるか計測値データとして加えるかは以上の結果を参考にしての判断になるが、予定通りに実施予定である。

次年度使用額が生じた理由

設備購入費が交付額で不足が出ましたが、当初予定した計画より準備期間が必要でした。このため、令和2年に開始予定していた実データを用いたデータベース作成、機械学習が行えていません。そのための作業に要する経費が未使用となりましたが、次年度以降は専門家アドバイザー、データアノテーションなどの作業要員を加えて研究を加速する予定で、そのための経費として充当したいと考えています。

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公開日: 2021-12-27  

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