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2023 年度 実績報告書

経肺圧不均等分布の実態解明と病的肺に対する人工呼吸戦略の確立に向けた基盤研究

研究課題

研究課題/領域番号 20K09272
研究機関国際医療福祉大学

研究代表者

倉橋 清泰  国際医療福祉大学, 医学部, 主任教授 (50234539)

研究分担者 矢澤 華子 (佐藤華子)  獨協医科大学, 医学部, 講師 (60438132)
馬場 靖子  国際医療福祉大学, 医学部, 教授 (80453041)
矢澤 卓也  獨協医科大学, 医学部, 教授 (50251054)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード人工呼吸器関連肺障害 / 肺保護戦略 / 経肺圧 / P-SILI
研究実績の概要

年度途中に新型コロナ感染症が2類相当から5類に引き下げられた。しかしながら、来日して研究に参加する予定だった研究生は、決定時期の遅れにより来日が困難となってしまった。そこで今年度は基礎的な予備実験および、情報収集と打ち合わせを行った。幸い、American Thoracic Society(ATS)の年次集会で以前米国留学していた際のPIであるThomas Martin教授とdiscussionをする時間を作ることができた。Thomas Martin教授は、本研究においてもコンサルタントとして参画してもらっている。
パイロットで行った、人工呼吸4時間後と8時間後にそれぞれ取り出したSDラット肺を固定し、共同研究者の矢澤卓也教授に送り、各種染色をおこなってもらった。換気量の違いにより、また重力方向の肺の部位により、発現するサイトカインに差があることが確かめられ、系が動いていることが確認できた。今後は、SDラットを用いて、①経肺圧測定の動物実験モデルの確立、②各種疾患モデルによる経肺圧の測定、③肺障害の定量の3つのステップで実験を進める。
また、情報収集のために参加した学術集会において、自発呼吸誘発性肺傷害(patient self-inflicted lung injury: P-SILI)の問題が多く取り上げられており、今後のトピックスと捉えられた。これにより系を見直し、自発呼吸下を温存したラットによる実験も加えることを検討している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] ARDSの疫学2023

    • 著者名/発表者名
      倉橋 清泰
    • 雑誌名

      別冊医学のあゆみ

      巻: 286 ページ: 11-

URL: 

公開日: 2024-12-25  

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