研究課題/領域番号 |
20K09307
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
古賀 寛教 大分大学, 医学部, 客員研究員 (50468013)
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研究分担者 |
徳丸 治 大分大学, 福祉健康科学部, 教授 (40360151)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 水素 / 水素水 / NMR |
研究実績の概要 |
含有水素の測定には水素測定器を使用するが、測定値の信頼性をより高めるために、含有水素の測定系にNMR(核磁気共鳴法)を用いた方法を追加した。水素水は、標準水素ガスボンベとガスタイトシリンジを三方活栓でつなぎ、一定量の超純水と水素ガスをシリンジに注入後、15 分間以上 静置して作成した。この水素水をNMRで測定した結果、4.59 ppm 付近に水素分子由来のピーク呈するスペクトルを認め、曲線下面積から割り出した水素の濃度は室温での溶解度に相当する量であった。従ってこの値と本来使用する予定である水素測定器との値を照合することでより信頼性の高い測定が可能となる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
コロナ禍における移動制限および当該研究室の改装作業(2021年9月~2022年4月)により一部の研究しか遂行出来なかったため。
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今後の研究の推進方策 |
研究室が再開され今後定期的な研究実施が見込まれるため、課題に沿った研究遂行に努めていく。また、研究に際しては現時点ではコロナ感染拡大地域からの移動となるため、状況に応じて十分な感染対策を行った上で慎重に進めていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナおよび研究室改装により移動制限、研究の遅延が生じたため繰り越し金が発生した。今後研究の本格的再開により当該研究の速やかな遂行に努める。
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