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2023 年度 実施状況報告書

低体温に起因する膵傷害発現の機序解明と予防法の新たな確立

研究課題

研究課題/領域番号 20K09308
研究機関札幌医科大学

研究代表者

井上 弘行  札幌医科大学, 医学部, 助教 (30721568)

研究分担者 原田 敬介  札幌医科大学, 医学部, 講師 (00560004)
成松 英智  札幌医科大学, 医学部, 教授 (70295343)
上村 修二  札幌医科大学, 医学部, 講師 (10448607)
文屋 尚史  札幌医科大学, 医学部, 助教 (50721586)
片山 洋一  札幌医科大学, 医学部, 助教 (80718007) [辞退]
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
キーワード低体温 / 膵傷害
研究実績の概要

低体温症はしばしば高アミラーゼ血症や急性膵炎などの膵傷害を引き起こすが、その機序については不明であった。ラット体表冷却モデルを用いて血清学的、形態学的にその現象を検討した。低体温は膵に対して相対する二面性を持ち、形態学的にはVacuoleに代表される特徴的な膵傷害をきたすと同時に、血清学的には血清アミラーゼや炎症性サイトカインの上昇を抑制することなどによって膵保護にも作用した。低体温は病態としての偶発性低体温症のみならず、治療としての体温管理療法や低体温手術などにも広く使用されており、さらには将来的に他の領域にも低体温は応用されていくと考えられる。低体温により引き起こされる膵傷害発現の機序を解明し、治療法や予防法を新たに確立することは重要な課題である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

実験遂行について若干の遅れはあるもののおおむね順調に進展している。

今後の研究の推進方策

モデル作成と研究実施を継続して進めていく。

次年度使用額が生じた理由

実験物品は別の研究を使用した。適宜適正に使用していく。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 図書 (1件)

  • [図書] 温度刺激による生体応答ダイナミクス2023

    • 著者名/発表者名
      永島 計
    • 総ページ数
      7
    • 出版者
      NTS
    • ISBN
      978-4-86043-830-2

URL: 

公開日: 2024-12-25  

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