研究課題
本研究は、くも膜下出血後認知機能障害の分子病態解明を目的としている。また、究極的には、得られた知見に基づいて新規の治療アプローチの開発も目指している。2020年からの3年間で、臨床検体と関連データの回収・解析、動物を用いた疾患モデルや各種細胞実験系を用いた詳細な分子経路解析を予定している。得られたデータや知見を論文化し、関連する国際学術誌に投稿を予定している。
4: 遅れている
当初2020年度の研究目標として、臨床サンプルの回収・関連データ統合と得られたサンプルの解析を予定していたが、新型コロナウイルス関連の類似研究が緊急処置的に優先されることとなりサンプル確保が頓挫した。
前述の理由により、大幅な研究計画の変更を余儀なくされた。具体的には、当初2021年度以降に予定していた動物や細胞系を用いた実験を優先させることとなった。また、関連論文の作成を優先させ、2020年度に筆頭著者論文4報(うち2報は責任著者)、共著論文7報を報告した。現在は主に、動物疾患モデル作成のための各種予備実験を行なっている。臨床サンプルの回収可否については未だ不透明な状況が続いているが、趨勢を見ながら適宜判断する予定である。
前述の通り、当初予定していた研究計画の大幅な変更を余儀なくされ余剰を生じた。2021年度以降の分に繰り越すことで予定した研究を遂行したい。
すべて 2021 2020
すべて 雑誌論文 (12件) (うち国際共著 12件、 査読あり 12件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)
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