230-250gのSD雌ラットに0.2%イソフルラン吸入麻酔で全身麻酔をかけ、定位脳装置で頭部を固定しBregmaから0.8mm右外側、1.6mm後方の部位にburr holeを作成し、30ゲージ針で3.7mmの深度まで穿刺し、30%kaolin懸濁液30μLを脳室内投与してラットiNPHモデルを作成した。5週間で水頭症が発生し大槽内投与モデルが約2ヶ月で死亡するのに対し長期生存が可能であった。モリス水迷路試験及びBeams試験によりラットiNPHモデルはコントロールラットと比べ有意な学習、記憶障害が生じ、有意に多い落下回数を認め歩行障害が出現することを確認した。
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