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2022 年度 研究成果報告書

シロスタゾールを用いたもやもや病における内因性幹細胞賦活と血管新生促進療法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 20K09362
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56010:脳神経外科学関連
研究機関北海道大学 (2021-2022)
東北大学 (2020)

研究代表者

藤村 幹  北海道大学, 医学研究院, 教授 (00361098)

研究分担者 冨永 悌二  東北大学, 大学病院, 教授 (00217548)
新妻 邦泰  東北大学, 医工学研究科, 教授 (10643330)
麦倉 俊司  東北大学, 東北メディカル・メガバンク機構, 教授 (20375017)
坂田 洋之  東北大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (80722305)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード血管新生療法 / もやもや病 / 再生医療 / 多能性幹細胞 / 血行再建術
研究成果の概要

もやもや病は異常血管網発達と側副血行路を含めた血管新生能を有する原因不明の疾患であるが、重症例に対する治療は未確立である。内因性多能性幹細胞に着目し、術後血管新生の機序を解明し、その効果を促進する手法の開発を着想した。患者クモ膜における内因性多能性幹細胞の発現と血行再建術後の血管新生の関連を明らかにし、「もやもや病に対するシロスタゾールを用いた内因性多能性幹細胞の賦活と血行再建術効果促進」の概念実証を試みた。もやもや病患者クモ膜組織における内因性多能性幹細胞を免疫組織学的に検証し多能性幹細胞マーカー陽性所見を確認した。さらにRNF213遺伝子変異により血管新生が増幅されることを示唆した。

自由記述の分野

脳神経外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

もやもや病においては側頭動脈・中大脳動脈吻合術や側頭筋を用いた間接血行再建術を含めた外科治療の有効性が確立しているが、重症例に対する治療は未確立であった。本研究において患者クモ膜組織における内因性多能性幹細胞の発現を免疫組織学的に証明し、RNF213遺伝子変異により血管新生が増幅されることを示唆したことにより、今後の重症例を含めた患者に対する個別化医療の道が拓けるとともに血行再建術の効果を促進する新規治療法開発への概念実証が達成できたと考えられる。

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公開日: 2024-01-30  

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