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2021 年度 実施状況報告書

脳出血慢性期モデルに対する幹細胞とScaffold合剤の有効性評価

研究課題

研究課題/領域番号 20K09382
研究機関北海道大学

研究代表者

川堀 真人  北海道大学, 医学研究院, 助教 (50399870)

研究分担者 七戸 秀夫  北海道大学, 大学病院, 教授 (80374479)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード脳出血
研究実績の概要

昨年度製法が確立したラット脳出血モデル(SDラットおよび免疫抑制ラット)に対して出血が吸収された2週後に出血腔内へのセルザイク投与(ラット由来およびヒト由来)を行い、その後1か月間の運動機能改善を評価した。またIn-vitroにおいてセルザイクとBMSCの栄養因子の分泌について評価した。In-vivoでセルザイク投与群の方がBMSC/生理食塩水より神経機能改善効果が有意に高く、脳萎縮率もCellSaic群で低い傾向であった。また、セルザイク投与群での血腫腔周囲の脳由来神経栄養因子(BDNF)量は生理食塩水群よりも有意に多く、BDNF抑制セルザイクは通常のセルザイクよりも神経機能改善の程度が小さかった。OGD環境では、CellSaicの方がBMSCより栄養因子分泌能および細胞増殖能が有意に高かった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

コロナによって物品の到着に遅延が生じたが、当初目標としていた運動機能評価で有効性が示された

今後の研究の推進方策

詳細な作用機序解明および論文作成を進める

次年度使用額が生じた理由

COVIDのため予定していた物品の到着が大幅に遅れ、作業に遅れが出たため

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公開日: 2022-12-28  

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