研究課題/領域番号 |
20K09435
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
西良 浩一 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 教授 (10304528)
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研究分担者 |
常山 幸一 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 教授 (10293341)
二川 健 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 教授 (20263824)
高田 洋一郎 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 特任准教授 (20420549)
酒井 紀典 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 特任教授 (80403731)
杉浦 宏祐 徳島大学, 病院, 助教 (60837243)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | ロコモティブシンドローム / サルコペニア / メタボリックシンドローム / 脂質代謝 |
研究成果の概要 |
筋特異的ユビキチンリガーゼであるMuscle Ring Finger 1(MuRF1)は加齢とともに増加し筋タンパク質を分解して筋萎縮を誘導することが分かっているが、これまで加齢に伴う脂質代謝障害の関係は不明であった。MuRF1欠損マウスを用いた本研究により、MuRF1が加齢の過程で筋萎縮を誘導するのみならず、Pyrvate Dehydrogenase Kinase 4(PDK4)をSUMO化修飾することによってPDK4がミトコンドリア内に局在すること阻害し、脂質代謝を抑制している可能が明らかとなった。
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自由記述の分野 |
生体力学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
MuRF1が加齢の過程で徐々に増加し、筋タンパク質を分解してサルコペニアの発症に関与する同時に、脂質代謝を阻害して体内の脂肪が蓄積するというメタボリックシンドロームの発症にも関与する重要なタンパク質であることを明らかにした。MuRF1増加によるPDK4のミトコンドリア内局在障害や脂質代謝障害の機序を創薬や食品開発により阻害することが将来的に可能になれば、これまで老化の過程で避けられなかったサルコペニアやエネルギー代謝障害に伴うメタボリックシンドロームの発症を抑制できる可能性がある。
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