申請者は2017-18年とイギリスのサザンプトン大学に留学し疫学研究を行った。また同留学中にオクスフォード大学のFairbank教授らが主催する自動MRI読み取り 装置であるSpineNetを用いた研究についてコラボレーションにを行うことになった。 この結果、申請者の読影を機械に読み込ませ学習させることで、申請者の 読影方法とほぼ同一の読影ができることを確かめた。(Yuyu Ishimoto etal. Could automated machine-learned MRI grading aid epidemiological studies of lumbar spinal stenosis? Validation within the Wakayama spine study BMC Musculoskeletal Disorder 2020) そして2022年、本コホートstudyの10年目の追跡調査を完了することができた。 また今後は腰部脊柱管狭窄のみならず、椎間板変性や終板変化といった他の変性因子についてもAI読影にてフォローしていくことを2023年5月にメルボルンで行われた国際腰痛学会においてFairbank教授らとmeetingで話し合っている。
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