申請者はイギリス留学中にオクスフォード大学のFairbank教授らが主催する自動MRI読み取り装置であるSpineNetを用いた研究についてコラボレーションし、申請者の読影を機械に読み込ませ学習させることで、申請者の読影方法とほぼ同一の読影ができることを確かめた。The Wakayama Spine Studyは平成21年に設立され、その後今年で4回にわたる大規模追跡調査を行い膨大なデータを得ることが出来た。これらのデータを用い、脊椎外科医である申請者は現在に至るまで外科医の視点からLSSの有病率やその症状との関係や、腰椎すべりなど他の変性脊椎疾患について明らかにしてきた。
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