研究課題/領域番号 |
20K09453
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
小林 寛 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (20407951)
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研究分担者 |
篠田 裕介 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (80456110)
谷口 優樹 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (80722165)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 骨軟部腫瘍 / 未分化多形肉腫 / 深層学習 |
研究成果の概要 |
肉腫は筋肉、脂肪などの間葉系細胞を起源とする悪性腫瘍で、非常に稀であるにも関わらず、約70種の組織型からなり、診断が困難なことがある。未分化多型肉腫は軟部組織に生じる最も頻度の高い肉腫で、その他の『明確な分化方向や特異的融合遺伝子を持つ腫瘍』を除外した結果として診断される。本研究は、未分化多形肉腫の遺伝子発現のデータを深層学習を用いて未分化多形肉腫の再分類、層別化、病態解明を目指したものである。現時点では、他の肉腫と区別しうる特徴を捉えることはできていないが、今後はさらに、臨床情報を調査し、未分化多形肉腫の層別化によって臨床的応用、新規治療につながる異常について解析する予定である。
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自由記述の分野 |
骨軟部腫瘍
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
未分化多形肉腫は肉腫の中でも高頻度に発生する高悪性度の肉腫である。未分化多形肉腫といっても臨床的には治療への反応、予後が異なるものが含まれていると考えられる。そのため、遺伝子発現データを深層学習を用いて未分化多形肉腫を再分類し、適切な治療方針、新規治療法の開発を目指した新規性のある研究である。本研究によって、臨床情報の特徴を抽出する未分化多形肉腫の層別化には完全には至らなかったが、引き続きデータを集積して臨床応用、新規治療開発に繋げえられるようにさらなる解析を行なっていく予定である。
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