研究課題/領域番号 |
20K09467
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研究機関 | 大分県立看護科学大学 |
研究代表者 |
濱中 良志 大分県立看護科学大学, 看護学部, 教授 (60274750)
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研究分担者 |
松尾 哲孝 大分大学, 医学部, 准教授 (10284788)
花田 俊勝 大分大学, 医学部, 教授 (10363350)
矢野 博之 純真学園大学, 保健医療学部, 講師 (50448552)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 骨細胞分化 |
研究実績の概要 |
リアルタイムRT-PCRにてRANKLとOPGのmRNAの発現量を比較した結果、チャコール処理血清群の中で処理血清(-分化)と処理血清(+分化)では、処理血清(-分化)の方がわずかにRANKLのmRNAの発現量が増加していた。また、E2添加群の中でE2添加群(-分化)とE2添加群(+分化)では、大きな差は認められなかった。処理血清(-分化)とE2添加群(-分化)では、わずかにE2添加群(-分化)の方がmRNAの発現量は増加していた。また、処理血清(+分化)とE2添加群(+分化)においても、E2添加群(+分化)の方がRANKLのmRNAの発現量は増加していた。 OPGについては、処理血清群の中で処理血清(-分化)と処理血清(+分化)では未分化の方がわずかに発現量が増加していたが、大きな差は見られなかった。また、E2添加群では、E2添加群(-分化)の方がE2添加群(+分化)よりmRNAの発現量が増加していた。処理血清(-分化)とE2添加群(-分化)では、処理血清(+分化)の方が発現量が増加していた。また、処理血清(+分化)とE2添加群(+分化)では、処理血清(-分化)の方がわずかに発現量が増加していた。 RANKL抗体を用いたウエスタンブロットで、チャコール処理血清群の方がE2添加群よりRANKLの発現が増加していた。また、チャコール処理血清群もE2添加群も、両者ともに未分化の状態の方が、RANKLの発現が増加していることが観察された。 OPGで抗体を用いたウエスタンブロットでは、未分化の状態では処理血清群(-分化)とE2添加群(-分化)のOPG発現に大きな違いはなかった。また、処理血清群(+分化)と比べてE2添加群(+分化)の方がOPG発現が増加していることが観察された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究者自身および研究分担者が新型コロナウイルスに罹患したため、実験が遅れた。
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今後の研究の推進方策 |
HSP関連の実験に関して、CRISP/CAS9によるゲノム編集に限定せずに、RNA干渉によるサイレンシングの手法も用いて実験を行っていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究代表者および研究分担者の新型コロナ感染により、予定していた実験計画通り進めることが出来なかったため、次年度使用額が生じた。今年度に計画したHSPに関連した実験計画を次年度に行うために、助成金を使用したい。
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