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2022 年度 研究成果報告書

関節リウマチにおける細胞内活性酸素種を介した活動性滑膜炎と再燃メカニズムの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20K09469
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56020:整形外科学関連
研究機関東邦大学

研究代表者

中島 新  東邦大学, 医学部, 准教授 (60583995)

研究分担者 赤津 頼一  東邦大学, 医学部, 講師 (20795190)
中川 晃一  東邦大学, 医学部, 教授 (30400823)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード関節リウマチ / 寛解予測 / バイオマーカー / 酸化ストレス
研究成果の概要

血中酸化代謝産物の総称reactive oxygen metabolites (ROM)が生物学的製剤投与中の関節リウマチ患者における、より厳しい寛解基準であるCDAI, SDAI, Booleanの予測因子になるかを検討した。多変量解析の結果、12週の血中ROM値は52週のCDAI, SDAI, Boolean寛解と関連した。ROC解析では、CDAI寛解のAUCは0.696, カットオフ値は389.5 U.Carr、SDAI, Boolean寛解のROMのAUCは0.737, カットオフ値は389.5 U.Carrであった。

自由記述の分野

関節リウマチ

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の結果から、生物学的製剤治療開始後12週の血中ROM値が52週後のCDAI, SDAI, Boolean寛解予測のバイオマーカーとなる可能性が示唆された。本研究の強みは、血中ROMがCRP, MMP-3などの既存のバイオマーカーよりもCDAI, SDAI, Boolean基準の寛解予測に優れている点を示せた点である。ROC解析では高い感度を示せなかったが、血中ROMをコントロールすることによってCDAI, SDAI, Booleanなどのより厳しい寛解基準を達成することが可能になると考えられる。血中ROM値の測定が、RA患者の寛解予測に有用なバイオマーカーとして臨床への応用が期待される。

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公開日: 2024-01-30  

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