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2022 年度 研究成果報告書

日本人の解剖学的骨盤形態に適合した人工股関節再置換用寛骨臼再建補強プレートの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 20K09475
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56020:整形外科学関連
研究機関金沢大学

研究代表者

加畑 多文  金沢大学, 医学系, 准教授 (10334749)

研究分担者 上野 琢郎  金沢大学, 医学系, 協力研究員 (80800622)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード人工股関節 / 寬骨臼 / 力学試験 / 有限要素解析
研究成果の概要

日本人の解剖学的骨盤形態に適合した人工股関節再置換用寛骨臼再建補強プレートのデザインを確立し、プロトタイプのインプラントを作成できた。また、付属品であるパレット部オーギュメントおよびライナー設置ガイドの設計と作成を行った。同時にオーギュメント作成機器の設計を行ない、試作品を完成させた。
模擬骨を用いた力学試験や有限要素解析を行い、開発品が既存製品よりも強度やインプラントにかかる応力・ひずみ等に関しての全ての項目で上回っていたことを確認した。インプラントの静的荷重試験を行い、開発品が既存製品よりも強度的に優れていることを確認した。

自由記述の分野

整形外科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

寬骨臼に大きな骨欠損がある症例に使用される人工股関節寬骨臼用補強インプラントのほとんどは25年以上前に開発されたものであり、最新の人工関節設置理論やテクノロジーにそぐわなくなってきているが、この研究で開発したインプラントは、従来品の欠点を補えうるデザインと性能を有していると考えられた。インプラントの設置に関しては、日本人の解剖に適合した特徴的なデザインと、インプラント自体が骨盤の基準座標の指標となり得るような工夫を凝らしたことで、技術的に容易で再現性の高い設置が可能となったと考えられる。強度的にも従来品を凌駕しており、順調に開発が進めば、近日中に画期的な製品として臨床応用される可能性が高い。

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公開日: 2024-01-30   更新日: 2025-03-27  

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