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2021 年度 実施状況報告書

新規要因としての先天性CMV感染による精子形成障害の機序解明と予防的治療への応用

研究課題

研究課題/領域番号 20K09529
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

小川 総一郎  福島県立医科大学, 医学部, 博士研究員 (50554200)

研究分担者 佐藤 雄一  福島県立医科大学, 医学部, 助手 (00706848)
秦 淳也  福島県立医科大学, 医学部, 学内講師 (00769606)
錫谷 達夫  福島県立医科大学, 医学部, 教授 (40196895)
胡口 智之  福島県立医科大学, 医学部, 助教 (40791950)
小島 祥敬  福島県立医科大学, 医学部, 教授 (60305539)
赤井畑 秀則  福島県立医科大学, 医学部, 講師 (70644178)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードサイトメガロウイルス / 不妊症
研究実績の概要

二年目は、ヒト無精子症患者における先天性CMV感染の有無についての解析を行った。
ヒトの精巣および臍帯組織の収集に関して、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、令和3年度は男性不妊症患者の手術が軒並み延期、中止となった。そこで、過去に収集し、保管済みの保存臍帯中のCMV感染の有無を解析した。しかし、nested PCR、RT-PCRによる解析では、CMV-DNAは検出されなかった。また、精巣の免疫組織化学染色において、Immediate early、UL135の染色を確認できなかった。なお、初年度から継続してモデル動物の確立に向けて条件を変えて検討をしてきたが、適切な組織変化を確認できていない。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

無精子症モデル動物の確立に至っていないこと、およびヒト無精子症患者の臍帯と精巣組織を用いた解析でも、先天性CMV感染を示唆するデータを得られていない。

今後の研究の推進方策

残された研究期間を考慮すると、モデル動物の確立とモデルを用いた検討に先行して、ヒト組織を用いた解析を優先すべきと考えている。不妊症手術の保険適用に伴い、症例数の増加は予想されるため、精巣組織と臍帯を用いた検討を優先する。

次年度使用額が生じた理由

モデル作成と発現機能解析に至らず、残額が生じた。残額は次年度の試薬購入に使用する予定である。

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公開日: 2022-12-28  

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