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2022 年度 研究成果報告書

免疫抑制型好中球とがん免疫促進型好中球を指標にした最適な免疫治療のTPOの探索

研究課題

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研究課題/領域番号 20K09554
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56030:泌尿器科学関連
研究機関山形大学

研究代表者

武田 裕司  山形大学, 医学部, 准教授 (90302299)

研究分担者 加藤 智幸  山形大学, 医学部, 非常勤講師 (40396560)
斉藤 真一  山形大学, 医学部, 助教 (90536674)
奈良 英利  石巻専修大学, 理工学部, 准教授 (00375338)
浅尾 裕信  山形大学, 医学部, 教授 (80250744)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード腎癌 / 免疫チェックポイント阻害剤 / 好中球 / 炎症 / 抗腫瘍活性 / 免疫抑制活性 / MDSCs
研究成果の概要

免疫チェックポイント阻害 (ICI)は、併用療法を組み合わせて治療成績を改善する試みが行われている。炎症によって誘導される骨髄由来サプレッサー細胞 (MDSC) は腫瘍免疫を抑制することから、MDSCの制御は、新規の併用療法として有望である。しかし、MDSCの分類が定まっていないため、臨床応用には至っていない。本研究では、MDSCを含む骨髄系細胞の状態を推定しICI治療の臨床効果をとの関連を検討した。その結果、CD16 および LAP-1 発現の上昇が、ICI 治療に対する反応不良と関連し、 ICI療法の開始直前の好中球上のGPI-80発現は、完全奏効した患者の方が有意に高かった。

自由記述の分野

免疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、免疫抑制・促進のモザイクな細胞集団の骨髄系細胞(主に好中球)の出現パターンと、免疫チェックポイント阻害治療の効果との関係を明らかにした。この結果は、治療の有効率を上げ、副作用を減らす、最適な免疫治療のTPO [時(time)・所(place)・場合(occasion)]の基盤的知見となる。この知見は、がん免疫治療・自己免疫疾患治療・臓器移植など、様々な治療や予防に応用できると考えている。最終的には、免疫治療を受ける患者の負担軽減や、医療費削減効果をもたらす事ができると期待している。

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公開日: 2024-01-30  

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