研究課題/領域番号 |
20K09565
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
中井 靖 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (90445065)
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研究分担者 |
藤本 清秀 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (50264867)
三宅 牧人 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (80601400)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 腎細胞癌 / 鉄 / ミトコンドリア |
研究成果の概要 |
鉄が腎細胞癌において、発癌、および癌増殖に寄与していることが示され、鉄のキレート剤(鉄を利用できなくする薬剤) が抗腫瘍効果を示すことが報告されている。しかし、鉄は正常細胞にも必要であり、鉄をキレートすることは正常細胞に影響を及ぼし、さまざまな副作用が問題である。 本研究では、5-アミノレブリン酸(ALA)が腎細胞癌細胞内のヘム合成経路において、鉄利用が促進され、細胞内の鉄レベルが低下し、細胞増殖が抑制された。また、動物実験においては、発がんの抑制および、増大を抑制した。 5-ALAが、腎細胞癌に対しての現在利用可能な薬剤とは異なる機序による抗腫瘍効果が期待できる。
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自由記述の分野 |
泌尿器科
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
腎細胞癌においては、様々な薬剤の効果が認められ使用可能となっているが、特に転移性の腎細胞癌は、依然予後不良な疾患である。 5-アミノレブリン酸(ALA)は、ミトコンドリアにおけるヘム合成経路でで鉄を利用することで、癌制御を示した。このため、鉄をキレートせずに鉄を制御し、癌を抑制することが可能な新しい治療薬としての可能性を示した。
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