研究課題/領域番号 |
20K09609
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
小出 馨子 昭和大学, 医学部, 講師 (90384437)
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研究分担者 |
関沢 明彦 昭和大学, 医学部, 教授 (10245839)
川嶋 章弘 昭和大学, 医学部, 講師 (10783376)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 妊娠高血圧症候群 |
研究実績の概要 |
妊娠高血圧(GH)および妊娠高血圧腎症(PE)は母児に対して重大な影響を及ぼす妊娠合併症の一つで、その克服は周産期医療における最大の課題の一つである。 妊娠初期の胎盤における病態変化を母体血漿中cell free DNA/RNAを用いてモニターするための分子マーカーを見出し、高精度にGHやPEの発症予知を行う方法を開発することが本研究の目的である。 2020年度は、GHとPEの病態に関連する胎盤DNAメチル化サイトやmiRNAを抽出する目的で、絨毛検査で余剰となった絨毛組織を採取する予定であったが、絨毛検査を希望する妊婦がおらず絨毛組織の新たなサンプリングは実施できなかった。本研究で抽出された分子マーカーの可能性を探索する際に用いる予定の妊娠11-13週の血液サンプルに関しては、702人の妊婦から採取することができ、血漿を遠心分離し-80℃で凍結保存した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
COVID-19感染蔓延に伴い、医師は感染蔓延防止を考慮した勤務体制となったうえ、緊急事態宣言中は研究補助員は自宅待機となり研究活動を一時停止せざるを得なかったため。
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今後の研究の推進方策 |
COVID-19感染蔓延の影響は未だ残っているが、2020年度と比較すると外来患者数は蔓延前の状態に近づきつつある。感染防止に努めながら、この状況でもご協力いただける患者さんには研究に参加していただくよう説明していく。また、勤務体制を工夫することで少しずつであっても研究活動が継続されるよう努める。
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次年度使用額が生じた理由 |
COVID-19感染蔓延に伴い、医師は感染蔓延防止を考慮した勤務体制となったうえ、緊急事態宣言中は研究補助員は自宅待機となり研究活動を一時停止せざるを得なくなり、計画していた内容を十分に実施できなかったため。
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