研究課題
これまでの研究(エピジェネティクスに基づく妊娠高血圧症候群の病態把握マーカー知見の獲得)にて、妊娠高血圧腎症を発症する症例では妊娠初期の時点で胎盤組織にてDNAメチル化異常を認める可能性が示唆された。この結果を妊娠高血圧腎症の発症予測に応用することを目的に本研究を計画した。妊娠11-13週での発症予測を目標としているため、はじめに絨毛検査目的で採取された余剰な絨毛組織を対象とし、妊娠経過正常例とのちに妊娠高血圧腎症を発症する症例とで胎盤DNAメチル化状態に差異のある遺伝子を抽出した。