研究実績の概要 |
2020年度はコロナウイルス感染症等の影響もあり、検体の集積が全く進んでいないのが実情である。 しかしながら、「リキッドバイオプシーを用いた卵巣チョコレート嚢胞癌化に対する早期診断法の開発」という観点から最近の論文、学会発表からリキッドバイオプシーの候補として以下の如くに予定を組んでいる。 本研究の卵巣チョコレート嚢胞癌化の診断において癌患者血液中に遊離する腫瘍由来DNAの変異解析を行う候補としては、ARID1A、PIC3CA、KRAS、PTEN,ATMを候補と考えている。 また、腫瘍特異的に血液中に出現するマイクロRNAの候補としては、miR-3184-5p, miR-320a, miR-429,miR-141-5p,(hsa-miR-200b-5p, hsa-miR-200a-3p),および Internal controlとしてmiR-126-3p、およびmiR-484を考えている。
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