研究課題/領域番号 |
20K09618
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
冨松 拓治 大阪大学, 大学院医学系研究科, 招へい教授 (30346209)
|
研究分担者 |
味村 和哉 大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (50437422)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
キーワード | 妊娠高血圧症候群 / 血管内皮障害 / 補体 / 補体制御タンパク / 抗血管新生因子 |
研究成果の概要 |
近年、補体異常活性化と妊娠高血圧症候群 (Hypertensive disorders of pregnancy 以下HDPと略す)の病態との関連が注目されている。 我々は母体の抗血管新生状態が、血管内皮細胞からの補体活性化抑制因子(第二経路の最下流を制御するfactor H)の産生を抑制することで、母体の抗血管新生状態が補体異常活性化を通して血管内皮障害に至るメカニズムを明らかにし、その上流を制御する各種の補体活性制御因子が血管新生因子や抗血管因子の影響でさまざまに発現を変化させられることを見出した。
|
自由記述の分野 |
周産期
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、HDPの際の母体の抗血管新生状態による補体の異常活性化のプロセスの一部ではあるが明らかになったことにより、近年開発された薬剤による補体抑制治療による、副作用に配慮した疾患特異的な補体抑制治療の実用化への布石となったと考える。
|