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2023 年度 研究成果報告書

Rimklbの精子形成における役割の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20K09633
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56040:産婦人科学関連
研究機関神戸学院大学

研究代表者

鷹野 正興  神戸学院大学, 薬学部, 教授 (30258107)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード雄性不妊 / Rimklb / 精子形成
研究成果の概要

Rimklbは、リボソームタンパク質S6へのグルタミン酸の付加を触媒する大腸菌酵素RimKの哺乳類ホモログである。本研究では、3塩基の欠失によりAla 29が欠失し、Leu 30がValに置換されたRimklb変異マウスを作製した。RimklbA29del, L30V変異マウスは精巣のサイズと重量の減少を示し、体外受精では完全な雄性不妊を示した。さらに、哺乳類ラパマイシン標的/リボソームタンパク質S6転写経路の重要な因子が、変異体精巣の精細管でリン酸化亢進していることも見いだした。我々は、Rimklbが精細管における精子形成を含む重要な役割を担っていると結論付けた。

自由記述の分野

細胞分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

哺乳動物における生理的役割が分かっていなかったRimklb変異マウスを作製することに成功し、Rimklb変異が精子形成不全、雄性不妊を引き起こすことを明らかにした。学術的にはRimklbが精子形成において重要な役割を果たしていることを初めて示したものである。また、本研究はヒトにおいてもRimklbが精子形成において重要な役割を果たす可能性を示したものであり、男性不妊の原因の一つであるかもしれない。Rimklbの不全をレスキューする方法を見いだすことで、治療法へと繋がる可能性がある。

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公開日: 2025-01-30  

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