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2020 年度 実施状況報告書

子宮内細菌叢と口腔内細菌叢が子宮内膜脱落膜化及び脂質産生に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 20K09650
研究機関埼玉医科大学

研究代表者

梶原 健  埼玉医科大学, 医学部, 教授 (80286103)

研究分担者 水野 由美  埼玉医科大学, 医学部, 講師 (20584014)
水野 洋介  埼玉医科大学, 医学部, 准教授 (30406532)
佐藤 毅  埼玉医科大学, 医学部, 准教授 (60406494)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード子宮内膜脱落膜化 / 子宮内膜細菌叢 / LPS
研究実績の概要

感染細菌由来の内毒素であるLopopolysaccharide(LPS)を添加して脱落膜化が形態的、機能的に影響を受けるか、培養モデルを用いて検討した。脱落膜化刺激により線維芽細胞様形態を示していた子宮内膜間質細胞は、脱落膜化細胞に特徴的な大型で敷石状の形態に変化していた。しかしLPSを添加して脱落膜化刺激を行なっても、脱落膜化細胞に特徴的な形態変化は認められなかった。また脱落膜刺激により脱落膜化マーカーであるPRLの培養上清中への分泌は有意に上昇していた。LPSを添加することによりその上昇は有意に抑制されていた。mRNAレベルでも脱落膜刺激により脱落膜化マーカーであるPRLとFOXO1とWNT4の発現は誘導され、LPS添加によりその発現の誘導は有意に抑制されていた。また炎症マーカーであるIL-8の発現はLPS添加により有意に誘導されていた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

菌体を用いいた実験まで行えていない。

今後の研究の推進方策

実験計画に基づいて行っていきたい。

次年度使用額が生じた理由

昨今の状況により研究計画に遅れが生じ、次年度使用額が生じたが、次年度以降には計画通りに使用できる予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Endometrial microRNAs and their aberrant expression patterns2020

    • 著者名/発表者名
      Tamaru Shunsuke、Kajihara Takeshi、Mizuno Yosuke、Mizuno Yumi、Tochigi Hideno、Ishihara Osumu
    • 雑誌名

      Medical Molecular Morphology

      巻: 53 ページ: 131~140

    • DOI

      10.1007/s00795-020-00252-8

  • [学会発表] 子宮内膜脱落膜化過程を制御するmicroRNA の網羅的な探索とその機能解析2020

    • 著者名/発表者名
      栃木 秀乃 、山口 哲、水野 由美、田丸 俊輔、 水野 洋介、梶原 健、石原 理.
    • 学会等名
      第52回日本臨床分子形態学会総会・学術集会

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公開日: 2021-12-27  

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