• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 実績報告書

好酸球性副鼻腔炎におけるNADPHオキシダーゼの役割

研究課題

研究課題/領域番号 20K09690
研究機関滋賀医科大学

研究代表者

神前 英明  滋賀医科大学, 医学部, 講師 (10402710)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード上皮細胞 / NADOH酸化酵素 / 上皮由来サイトカイン
研究実績の概要

酸化ストレスに関わるNADPH酸化酵素のIL-25, IL-33,TSLP産生における役割を検討した。
抗原複合物(ダニ抗原、アルテナリア、ブドウ球菌由来プロテアーゼ)の1回点鼻と長期点鼻のマウスモデルを用いて、NADPH酸化酵素阻害剤(DPI, VAS-2870)の影響を検討した。上皮由来サイトカインの産生はNADPH酸化酵素阻害剤の点鼻投与により抑制された。長期点鼻モデルにおいても、NADPH酸化酵素阻害剤はTh2サイトカイン(IL-5, IL-13)産生を抑制し、鼻洗浄液中の好酸球数を減少させた。また、鼻粘膜のポリープ様変化も抑制された。培養気管支上皮細胞では、抗原刺激後30分でNADPH酸化酵素が産生された。また、NADPH酸化酵素ファミリーのうちDOOX1, 2, NOX1, 4が鼻粘膜上皮細胞に発現しており、DUOX1が上皮由来サイトカイン産生に関わっていた。細胞レベルでの酸化ストレスが、好酸球性気道疾患の病態形成に関わっている可能性がある。

URL: 

公開日: 2023-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi