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2022 年度 研究成果報告書

頭頸部癌における人工知能を用いた内視鏡と経口超音波による超高精度診断モデルの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 20K09713
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
研究機関広島大学

研究代表者

上田 勉  広島大学, 医系科学研究科(医), 准教授 (70522928)

研究分担者 樽谷 貴之  広島大学, 病院(医), 助教 (10569007)
卜部 祐司  広島大学, 病院(医), 寄附講座准教授 (10648033)
河原 大輔  広島大学, 病院(医), 助教 (20630461)
竹野 幸夫  広島大学, 医系科学研究科(医), 教授 (50243556)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード深達度診断 / 経口的咽喉頭手術 / Radionics / 人工知能(AI) / Deep learning / 咽喉頭癌
研究成果の概要

咽喉頭癌の画像をRadiomics解析し、上皮下浸潤の有無の診断能を検討した。クロスバリデーションにおけるAccuracyは平均83.3%、Sensitivityは平均87.3%、Specificityは平均76.1%、AUCは平均0.868だった。AIによる深達度診断が内視鏡医による診断を補完することが示唆された。経口超音波の深達度診断も内視鏡所見を補完する結果が出た。陽性的中率は、肉眼所見で65.6%、拡大内視鏡診断で78.9%および経口超音波では82.1%であるが3つを組み合わせると100%となった。AIと医師の診断により、超高精度の術前深達度診断をすることが可能であることが分かった.

自由記述の分野

頭頸部癌

研究成果の学術的意義や社会的意義

AIと医師の診断により、経口的咽喉頭手術を施行する頭頸部癌症例に対して,術前の超高精度の深達度診断をすることが可能となれば、触診による深達度診断が不可能な部位での適切な切除が可能になり,術後の嚥下障害を含めた合併症の回避が可能となる.その結果,特に高齢者の多い頭頸部患者の術後のQOLの向上に寄与すると考える。現在徐々に普及している経口的ロボット支援下手術にも応用が可能であり,更なる低侵襲手術の発展に寄与すると考える.

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公開日: 2024-01-30  

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