研究実績の概要 |
8週齢のC57BL/6Nマウスに対する3LL細胞株の皮下移植実験を行った。まず4H2投与量を決定するために、3LL細胞: 1x10^5 cells皮下移植、抗PD-1抗体(4H2):0,2.5, 10, 30mg/kgでの腹腔内投与を行った。その結果、生存には各群の差はみられなかったが、腫瘍体積縮小には4H2容量依存的な効果がでる傾向がみられた。以後は4H2投与量10mg/kgで実験を行った。続いて、4H2腹腔内投与単独群、エタノール局注単独群、4H2腹腔内投与+エタノール局注併用群の比較実験を行った。エタノール局注単独群、4H2腹腔内投与群よりも4H2腹腔内投与+エタノール局注併用群では腫瘍体積縮小効果が高い傾向がみられているが、生存には差はみ られなかった。複数回の条件設定を行うも、本方法による腫瘍移植モデルでは有意な差がみられなかった。また、4-Nitroquinoline 1-Oxideによる誘発舌癌モデルによる条件検討を開始したがまだ結果は得られていない。
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