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2022 年度 研究成果報告書

病巣扁桃疾患の病態解明と臨床的エビデンスの構築

研究課題

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研究課題/領域番号 20K09745
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
研究機関旭川医科大学

研究代表者

高原 幹  旭川医科大学, 医学部, 講師 (50322904)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード扁桃病巣疾患 / 掌蹠膿疱症 / IgA腎症 / 胸肋鎖骨過形成症
研究成果の概要

掌蹠膿疱症、IgA腎症は典型的な扁桃病巣疾患とされ、扁桃摘出術で症状、所見が改善する。しかし、本疾患概念は他科の医師に広く浸透しているとは言えない。我々は本疾患における扁桃摘出術の有効性を基礎的、臨床的に証明し、他科医師への疾患概念の浸透を目指している。扁桃病巣疾患診療の手引き作成委員会委員長として、手引き書をまとめ、発刊した。また、IgA腎症においてAPRILが扁桃のIgA過剰産生に寄与していること、扁桃T細胞がCXCR3を介して腎糸球体へ移行し腎炎を増悪させていることを明らかにした。

自由記述の分野

扁桃病巣疾患

研究成果の学術的意義や社会的意義

扁桃病巣疾患診療の手引きが作成されたことで、各関連科の医師にも本疾患における扁桃摘出術の有効性が示され、適応患者の耳鼻咽喉科への紹介が多くなり、扁桃摘出術の恩恵を得る患者が増える可能性が示された。また、扁桃と病巣疾患を結びつける基礎的エビデンスが更に肉づけされたことで、本疾患における病態の理解だけにとどまらず、類似の臨床的側面を持つ自己炎症性疾患や炎症性腸疾患の病態にも肉薄できる可能性が示唆された。

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公開日: 2024-01-30  

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