• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

眼底自発蛍光を用いたレーザー光凝固の瘢痕形成過程を指標とした効果判定基準の確立

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 20K09777
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56060:眼科学関連
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

野崎 実穂  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (00295601)

研究分担者 高瀬 範明  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (00812124)
小椋 祐一郎  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (70191963)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード糖尿病網膜症 / ショートパルスレーザー / 汎網膜光凝固 / 眼底自発蛍光
研究成果の概要

ショートパルスレーザーは、痛みが少ないなどの利点から人気がある。しかし、従来のレーザーと比較して、その有効性についてはまだ議論がある。本研究の目的は、糖尿病網膜症に対する従来レーザー(0.2秒)とショートパルスレーザー(0.02秒)のレーザー光凝固痕の眼底自発蛍光(FAF)輝度変化を用い、定量的な比較を試みた。その結果、従来レーザーでは1年で低蛍光化していたが、ショートパルスレーザーでは、18か月で低蛍光となった。この所見から、ショートパルスレーザーは従来のレーザー治療と比較して、自発蛍光低蛍光化が遅く、虚血網膜の改善には、時間を要する可能性が示唆された。

自由記述の分野

眼科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ショートパルスレーザーは、痛みが少なく短時間に治療が可能であるが、虚血改善効果が遅いことが示唆される。糖尿病網膜症をはじめとした虚血性網膜疾患に対して、レーザー光凝固治療が重要であるが、ショートパルスレーザーを用いる場合は、血管内皮増殖因子阻害薬との併用などにより、虚血改善効果が遅いことを補填し、痛みが少なく、より患者に負担のない治療法を考えるべきであろう。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi