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2023 年度 研究成果報告書

若年者の後天共同性内斜視の原因と治療に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 20K09787
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56060:眼科学関連
研究機関浜松医科大学

研究代表者

佐藤 美保  浜松医科大学, 医学部, 准教授 (50252242)

研究分担者 古森 美和  浜松医科大学, 医学部附属病院, 医員 (30467245)
鈴木 寛子  浜松医科大学, 医学部附属病院, 診療助教 (60867349)
彦谷 明子  浜松医科大学, 医学部附属病院, 講師 (80464113)
飯森 宏仁  愛媛大学, 医学部附属病院, 助教 (80838912)
清水 瑞己  浜松医科大学, 医学部附属病院, 医員 (40897815)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード内斜視 / 急性内斜視 / スマートフォン / デジタルデバイス / 近視
研究成果の概要

日本弱視斜視学会、日本小児眼科学会の協力をえて、5歳から35歳の若者の急性後天性内斜視患者の登録を行い、デジタルデバイスの影響を調べた。発症前のデジタルデバイスの使用状況を聴取、使用方法の改善を指導、三か月後に再度、使用状況を聴取し斜視や自覚症状の変化を評価した。その結果、小学生以下では斜視角が大きく、屈折異常が少なく、発症1か月以内に受診することが多いのに対し、年齢が上がるほど近視が強くなり、斜視角は小さく、発症から受診までに6か月程度かかっていることがあきらかになった。デジタルデバイスの使用方法を指導したのち、斜視が改善することが明らかになったが、根治に至る者はわずか6%しかなかった。

自由記述の分野

斜視

研究成果の学術的意義や社会的意義

後天性共同性内斜視という疾患は古くから知られていたが、スマートフォンの過剰使用がきっかけとなる症例の報告がされて以来、再度注目が集まっている。さまざまな原因でおきるが、今回の調査から、近視が強い人が多く、デジタルデバイスの長時間使用をやめることで改善することを明らかにした。また、過去に斜視や弱視があると内斜視が急に悪化することも明らかになった。いったん発症すると自然に治るのは極めて稀なので、予防方法や発症したときの対策についてさらに研究する必要がある。

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公開日: 2025-01-30  

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