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2023 年度 実績報告書

角膜上皮治癒後の実質構造の再構築過程でのムチンの機能解析に基づいた新規治療戦略

研究課題

研究課題/領域番号 20K09796
研究機関和歌山県立医科大学

研究代表者

白井 久美  和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (70326370)

研究分担者 雑賀 司珠也  和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (40254544)
岡田 由香  和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (50264891)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードムチン / 角膜 / 創傷
研究実績の概要

1)角膜全層切開後の線維瘢痕化増強、2)角膜上皮創傷治癒過程での角膜内知覚神経の再生遅延、3)角膜新生血管や角膜リンパ管新生の促進)について、S tat3阻害薬、デキサメサゾン、IL-6抗体局所投与のMuc16欠損マウスでの病態の治療効果を検討した。<1> S31-201(Stat3阻害薬、0.004% DMSO、Sellek Chemicals)または0.004% DMSO、<2> デキサメサゾン(0.1%)またはPBS の2セットを作成した。Muc16欠損マウスで1)、2)または3)の処置の48時間前から6時間ごとに各々を点眼して同様の評価を行い、S tat3阻害薬、デキサメサゾンの治療効果の有無を検討した。<1>、<2>とも1)角膜全層切開後の線維瘢痕化増強、2)角膜上皮創傷治癒過程での角膜内知覚神経の再生遅延、3)角膜新生血管や角膜リンパ管新生の促進)をやや抑制したが、有意なレベルではなかった。Muc16欠損マウスで、<3>抗IL-6-rat IgG中和抗体 2μg/200μL(InvivoGen社)の結膜下注射直後に1)、2)または3)の処置を行い、その後3日毎に注射した。コントロールにはラット非特異的IgG(R & D社)を用いた。同様の評価でIL-6中和抗体の治療効果の有無を検討した。1)角膜全層切開後の線維瘢痕化増強、2)角膜上皮創傷治癒過程での角膜内知覚神経の再生遅延、3)角膜新生血管や角膜リンパ管新生の促進)をやや抑制したが、有意なレベルではなかった。

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公開日: 2024-12-25  

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