• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

黄斑低形成の臨床的および分子生物学的検討

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 20K09818
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56060:眼科学関連
研究機関産業医科大学

研究代表者

近藤 寛之  産業医科大学, 医学部, 教授 (40268991)

研究分担者 和泉 弘人  産業医科大学, 産業生態科学研究所, 准教授 (50289576)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード黄斑低形成 / PAX6 / 全エクソームシークエンス / siRNA / トランス活性ドメイン / SLC38A8 / GPR143 / FRMD7
研究成果の概要

黄斑低形成とは先天的に黄斑の発達が障害された状態を示す。白皮症や無虹彩などの疾患に併発することが多く、その形態と機能の異常は多様である。本研究は日本人にみられる黄斑低形成のなかで、他の併発症を示さない孤立性黄斑低形成の症例の遺伝子異常と臨床像を明らかにし、黄斑の発達に関わるメカニズムの解明を目的とした。特に黄斑低形成をきたす代表的な遺伝子であるPAX6遺伝子について基礎的な実験を行い、黄斑低形成を生じる分子機構を明らかにした。さらにPAX6遺伝子に関する実験より新規の黄斑低形成の候補遺伝子を選定し症例に対してスクリーニングを行った。

自由記述の分野

眼科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

黄斑(部)は網膜の中心であり、最も視力の良好な部分を示す。黄斑の発達は視覚を用いた生活の根幹であり、先天的な視機能の障害である黄斑低形成では罹患児の教育や社会参加の大きな障害となる。黄斑低形成の原因となる遺伝子を解明し、その具体的な発症機序を解明することは本疾患の将来の治療や予防の策定に有用である。さらに、黄斑変性や糖尿病網膜症など、視力障害をきたすさまざまな網膜疾患に対する治療や視覚的リハビリテーションの開発にも有益な情報を提供する。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi