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2022 年度 研究成果報告書

内陰部動脈皮膚穿通枝およびそのperforasomeに関する総合的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 20K09868
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56070:形成外科学関連
研究機関徳島大学

研究代表者

橋本 一郎  徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 教授 (70314870)

研究分担者 山下 雄太郎  徳島大学, 病院, 助教 (10868285)
山崎 裕行  徳島大学, 病院, 医員 (20867189)
長坂 信司  徳島大学, 病院, 特任助教 (50867190)
安倍 吉郎  徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 准教授 (40467808)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード内陰部動脈 / 皮膚穿通枝 / 穿通枝皮弁 / 坐骨直腸窩
研究成果の概要

1)内腸骨動脈からの分枝パターンは3種類を認めた。
2)坐骨直腸窩における皮膚穿通枝の分布パターンは、内陰部動脈のみに由来するもの(78.5%)、内陰部動脈と下臀動脈の両方から由来するもの(17.5%)、下臀動脈のみに由来するもの(4%)の3つのグループに分けられた。下臀動脈由来の皮膚穿通枝を有する症例は全体の21.5%であった。
3)坐骨直腸窩における皮膚穿通枝の平均数は1.7本(男性1.3本、女性2.0本)で男性よりも女性で有意に多いこと、すべての症例で坐骨直腸窩に皮膚穿通枝を認めることを明らかにした。また、皮膚穿通枝は坐骨結節の内側から背側の部位で坐骨直腸窩へ出現していた。

自由記述の分野

形成外科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

坐骨直腸窩の皮膚穿通枝は安定して存在していることや解剖学的には坐骨結節内側から背側に皮膚穿通枝が存在することを明らかにした。また穿通枝数に性差があることや坐骨直腸窩に下臀動脈由来の穿通枝が存在することを初めて示した。これらの結果は坐骨直腸窩を基部とする穿通枝皮弁の安全な挙上法や手術適応の判断に重要な知見となるため、論文にまとめPlastic Reconstructive Surgery Global Open. 2022 Oct 11;10(10):e4561.に発表した。

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公開日: 2024-01-30  

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