今後の研究の推進方策 |
Nopp140 koマウス、Nopp140fl/flCreマウスの解析 1)リボソーム成熟の最終段階は、28S rRNAなどのリボソームサブユニットがribosomal RNA (rRNA)前駆体からプロセシングされ、細胞質に移行するため、成熟28S rRNAに対する特異抗体(Y10B)を用いた免疫組織染色を行い、Nopp140の欠損がリボソーム生合成に影響するか調べる。 2)Nopp140 koマウス、Nopp140fl/flCreマウス共に、胎生15.5日、胎生18.5日で骨格標本を作製する。胎生15.5日、胎生16.5日の四肢で組織切片を作製、H-E染色を行うと共に、Col2a1, Ihh, Col10a1, osteopontin, Col1a1プローベを用いたin situ hybridizationを行い、軟骨細胞・骨芽細胞分化を調べる。BrdU染色、TUNEL染色で軟骨細胞の増殖・アポトーシスを調べる。さらにRunx2抗体を用いた免疫組織染色を行う。 3)胎生18.5日で頭部の組織切片を作製、H-E染色を行うと共に、Col1a1, osteopontin, osteocalcinプローベを用いたin situ hybridizationを行い、頭蓋冠での骨芽細胞分化を調べる。BrdU染色、TUNEL染色で骨芽細胞の増殖・アポトーシスを調べる。さらにRunx2抗体を用いた免疫組織染色を行う。
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