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2022 年度 研究成果報告書

新奇B7ファミリー様分子ILDR2の機能解析

研究課題

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研究課題/領域番号 20K09902
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57020:病態系口腔科学関連
研究機関広島大学

研究代表者

河野 洋平  広島大学, 医系科学研究科(医), 准教授 (20401383)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードB7ファミリー
研究成果の概要

本研究では新規B7様分子であるILDR2の生理的意義を明らかにすることを目的として、免疫系における発現様式や機能解析研究を行うこととした。免疫系における膜貫通型ILDR2の遺伝子発現プロファイルをRT-PCR法にて調べたところ、抗原提示細胞(B細胞、樹状細胞)およびミエロイド系細胞において発現し、炎症抑制に関与することが示唆された。また、そのカウンター分子が活性化CD4陽性T細胞上に発現することが示唆された。機能研究を行うためマウスILDR2特異的モノクローナル抗体の取得を試みた。本研究期間内には目的とするモノクローナル抗体は得られなかったが、今後のモノクローナル抗体取得に期待したい。

自由記述の分野

免疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

現在、免疫制御の破綻が感染症、自己免疫疾患、アレルギーやがんなどのさまざまな免疫疾患につながると考えられている。現在のがん免疫療法における劇的な治療効果からもわかるように、PD-L1を代表とするB7ファミリー分子は免疫制御において重要な役割を担っている。B7様分子であるILDR2も同様な機能を持つことがわかれば、本研究で行ってきた抗体の開発過程は今後ILDR2を標的とした抗体医薬開発における重要な知見となる。

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公開日: 2024-01-30  

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