研究課題/領域番号 |
20K09924
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57020:病態系口腔科学関連
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研究機関 | 九州歯科大学 |
研究代表者 |
松尾 拡 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (70238971)
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研究分担者 |
古株 彰一郎 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (30448899)
矢田 直美 九州歯科大学, 歯学部, 准教授 (60468022)
永野 健一 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 助教 (60834348)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 悪性黒色腫 |
研究成果の概要 |
悪性黒色腫は皮膚や粘膜に発症する悪性腫瘍であり,早期より全身転移するため予後が悪い.悪性黒色腫患者ではplectinが高発現量していたことから,plectinは悪性黒色腫の病態に関連する可能性がある.そこで本研究では,悪性黒色腫の挙動におけるplectinの機能を検討した.CRISPR/Cas9システムを用いてplectin遺伝子を欠失した悪性黒色腫細胞を作製したところ,形成されたスフェロイドでは凝集密度が低下し,細胞塊は機械的刺激によって容易に崩壊した.また,フィブロネクチンに対する接着能も低下した.以上から, plectinは悪性黒色腫の増殖と接着を制御することが示唆された.
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自由記述の分野 |
口腔病理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
悪性黒色腫は非常に悪性度の高い悪性腫瘍であるが,免疫チェックポイント阻害剤の出現により,治療成績が著しく向上してきた.しかしながら,さまざまな臓器に対して免疫関連有害事象をもたらすことも明らかとなってきた.そのため,悪性黒色腫の病態を理解し新たな治療法を確立する必要性は依然として残っており本研究成果はそれらの解決のための一助となる可能性がある.
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